企画会議という名の関門

企画会議という名の関門

出版社から本を出してもらおうとした時、避けて通れない「企画会議」という関門が二つ。一つが「編集部企画会議」であり、もう一つが、最終決定を判断する「社内企画会議」。そして、この企画会議に持ち込むかどうかを、事前に検討して下される採用判断。この採用判断にも、それぞれ段階があります。担当編集者に始まり、編集部を経て、各部署の採用判断へと繰り返されていきます。まずは、最初の担当編集者への企画採用とするためのポイントは、3つ。

まず、できる限りのツテを頼りに担当編集者へ連絡を取ること。まったくの無名新人がいきなり連絡しても対応してもらえるのはほとんどないと言ってもいいでしょう。それが、わずかでも関わりのある人からの紹介となれば、耳を傾けてくれる可能性がでてきます。そんな、わずかな可能性に賭けて連絡を取ってみること。次に、できるだけ多くの編集者へ連絡を取ってみること。編集者にも好みがあります。A編集者でダメでも、B編集者なら聞いてもらえるといった事もあります。そして、最も大事な「魅力のある企画書」を作ること。人を引き付ける企画書を作るのも、作家の実力です。

次に、編集部での採用を勝ち取るためのポイントは、ただ一つ。その編集部のトップである編集長が最後に判断する、ということ。一番内容を理解してくれる集団である編集部内の検討で、いくら多くの編集者が評価してくれても、最終判断を下す編集長がOKしないとダメ。内容の面白さのみならず、総合的な検討がなされます。予算はどの位になるか、どのくらい売れそうか、そして利益は、といった具合です。このような項目が企画書に有るか無いかでも、評価は大きく変わってくるでしょう。